赤ちゃんが生まれて100日経つから、お食い初めという儀式を行います。
赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにということを願って行う大切な行事であり、そこで使われる食べ物は確かに赤ちゃんが食べるものではありませんが、様々な縁起物を重視しますよね。
贈り物での料理を作ろうと張り切っているお母さんもいる事でしょう。
そんな中、香の物というのはどのように作ったらよいのでしょうか。
香の物は漬物ですが、ここではお食い初めのメニューと、漬物を一品紹介します。
お食い初めのメニューについて
お食い初めのメニューには、日本のお祝い事には欠かせない赤飯、お吸い物、煮物、香の物、焼き魚があります。
赤飯といっても季節の炊き込みご飯でも構いませんし、例えば秋の場合は栗ご飯を使う人もいます。
お吸い物は哺乳瓶などをしっかりすることが出来るようにという願いが込められており、
一般的にはハマグリが使われます。
二枚貝のように、ぴったり合う伴侶に巡り会えるように、という意味が含まれているのです。
煮物にはエビやれんこん、ニンジンなどが使われます。
自分で料理をする場合、飾り切りを作るときれいにして見えますね。
香の物には季節の野菜を使いますが、紅白なますなどがよく使われます。
焼き魚は当然、めでたいというごろ合わせから鯛が使われています。
これらは赤ちゃんが生きる上で必要な穀物、水、山のもの、海のもの、塩を表しているのです。
赤大根と大根の漬物
お食い初めというと、やはり紅白の色合いが大切になります。
めでたい色として、日本文化の中では重要な色合いですよね。
だからこそ、赤大根と大根の紅白の色合いを使い、きれいな漬物を作ることが可能なのです。
まず、赤大根や大根を3センチの厚みで輪切りにしましょう。
それから3ミリ幅の格子に切れ目を入れます。
そのまま好みの大きさに切り、塩を入れて30分ほど置いておきましょう。
その間にお酢と砂糖をレンジで温め、大根をその中に入れます。
最後にレモン汁を加え、よく揉んで1番好を置いておきましょう。
白い大根も同じやり方で漬物にします。
これでお食い初めの香の物ができあがります。
梅干しでも大丈夫
香の物である漬物の代わりに、梅干が用いられることもあります。
というのは、梅干しというのは縁起ものであり、シワが出来るようにという意味から長寿を表すのです。
だからこそ、長生きできるようにという意味を込めて、漬物の代わりに梅干しを用いる場合もあります。
また、同じ理由により梅干しは歯固め石の代わりに使われることもあります。
本来は、お食い初めをしたときに神社からもらったり、境内から拝借したり、近くの河原から拾ってきたりしますが、例えば関西地方ではタコが使われますし、岩手県ではアワビが使われます。
くるみや栗が使われることもありますし、碁石やパワーストーンが好まれる場合もあるのです。
まとめ
いかがでしょうか。
香の物というとなんとなく難しそうに感じるかもしれませんが、季節の野菜などを使い、ぜひ漬物を作ってあげましょう。
紅白の色合いを重視するとおめでたい感じを演出できます。