お食い初めで使われる器の置き方とは

かわいい赤ちゃんが生まれたら、その成長はしっかりとお祝いしてあげたいですよね。

お宮参りや初節句、お食い初めなど、様々な行事が赤ちゃんを待ち構えています。

そんなお食い初めで使われる器というものを知っているでしょうか。

お食い初めでは漆器が使われます。

ここでは、そんな器の置き方についてお話しします。

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男の子と女の子によって違う!?

お食い初めで使われる器は、男の子と女の子で色が違います。

男の子の場合は内側も外側も朱塗、女の子の場合は外側が黒塗、内側が朱塗です。

なんとなく女の子の方が赤なのではないかと思う人もいるかもしれませんが、これは平安時代まで遡ります。

古来より、日本は男尊女卑の傾向がある国でした。そしてその平安時代、紫、赤、錦は最高位の色とされ、青、緑、黒は低位、或いは並みの色だと考えられていたのです。

そのため男の子は赤、女の子は黒が用いられます。

もちろん、今は色によって階級が分かれるわけではありません。

しかし、やはりこのような考え方が嫌だと思うような人は色気にしない傾向がありますし、地域によって色が決まっている場合もあります。

器と料理

お食い初めで用意する器と料理というのは、まず飯椀に赤飯、汁椀にお吸い物、平椀に煮物、つぼ椀に香の物、高坏に歯固め石と梅干し、平皿に尾頭付きの鯛、というものが一般的です。

地域によって異なる場合もありますから、特に嫁ぎ先などで行う場合は事前にしっかりと確認しておきましょう。

置き方としては、左手前に赤飯、右手前にお吸い物、左奥に煮物、右奥に香の物、中央に歯固め石と梅干し、そして御膳の外に尾頭付きの鯛を置きます。

歯固め石は地域によってはたこやアワビ、栗やくるみ、碁石やパワーストーンが使われることもありますから、これも確認しておきましょう。

料理が持つ意味

赤飯というのはお祝い事で頻繁に使われるご飯ですよね。

魔除けや厄除けという意味があり、季節によっては栗ご飯が用いられる場合もあります。お吸い物は特に貝が用いられることが多く、特にはまぐりが使われます。

2枚貝のように、ぴったりと合うパートナーに巡り会えるようにと良縁を願います。

煮物はエビやレンコン、たけのこや昆布などが使われますが、幸先の良さを願います。

香の物は季節の野菜を使った漬物や酢の物を添えます。

鯛はいうまでもなく、めでたいというごろ合わせや外側が赤、中身が白という紅白の色合わせでお祝い事には欠かせない魚です。

まとめ

いかがでしょうか。

お食い初めで使われる器には置き方が決まっていますから、特に自宅でお食い初めを行う場合は置き方に注意を払いましょう。

色とりどりの料理を振る舞い、赤ちゃんの成長を喜んであげたいですね。

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