かわいい赤ちゃんが生まれたら、その成長はぜひ家族でお祝いしたいものです。
お宮参りや初節句、お食い初めなど、ママやパパにとっては様々な行事がありますね。
そんな中でお食い初めはそれ用の料理を準備しなければならない、極めて複雑なものでもあります。
最近はレストランや旅館でやるというよりも、家で自分たちで準備をしてお食い初めを祝うというスタイルも一般的になりつつあります。
そんな時、祝い鯛はどのように焼いたら良いのでしょうか。
ここでは、祝い鯛の焼き方についてお話しします。
下処理について
お食い初めはお祝い事ですから、「めでたい」というごろ合わせで用いられる鯛はしっかりと料理をしたいものです。
しかし、祝い鯛といっても普段は鯛なんか料理しない!と思う人もいるでしょう。
まず、包丁で鯛の鱗を取り除きます。
お祝い膳に盛り付けるときには、頭を左に、尾を右に置きますから、その裏側、つまり向かい側にあたる方に切り込みを入れ、内臓を丁寧に取り出し、しっかりと洗っておきましょう。
なお、あくまでもこれはお祝いの鯛ですから、火を通しやすくするための切れ込み等は入れてはいけません。
普段の料理では切れ込みを入れることがありますが、お祝いの魚には入れないということが普通です。
化粧塩を振る
鯛の内臓を取り出してしっかりと洗ったら、今度は全体に塩を振りかけます。
両面に、塩がかからないところがないように、まんべんなく振りかけるようにしましょう。
また、火を加えると特にヒレの部分が焦げてしまい、バラバラになってしまうことがありますから、特に腹ビレ、背ビレ、尾ヒレにはたっぷりと塩をを塗り込むようにします。
塩をしっかりと塗り込むことにより、焦げを防ぐことができるのです。
この塩のことを化粧塩と呼びます。
これをしないと、鯛が焦げてしまい、お祝いとして使うにはふさわしい状態ではなくなってしまいます。
焼き方
祝い鯛を焼くときは、ただ焼くのではなく、まるで鯛が踊っているかのような形に仕上げなければいけません。
それこそが縁起の良い形となります。
そのため、串を尾の付け根の方から、身がSの字になるように刺していきましょう。
身をくねらせるように刺していくことがコツです。
ガスコンロで焼く場合は、表から強火の遠火で焼いていきます。
オーブンの場合は200度で、30分ほど焼くと良いでしょう。
表4分、裏6分が目安です。
きれいな焼き色が両方についたら出来上がりです。
まとめ
いかがでしょうか。
祝い鯛がきれいに焼き上がったら、今度は敷き紙などを敷き、お祝いの様子を演出したいものですね。
特にお祝い事には紅白紙を用いると良いと言われています。
もしも適切な紙がないと思う場合は、天ぷら敷紙を使っても良いですし、千代紙等で飾りをつけても良いでしょう。
また、お祝い事では裏面を上にした状態で左下を右 右上に向けて折るようにします。
自分たちで工夫をして、お祝いのムード盛り上げたいですね。