待望の赤ちゃんが生まれると、お宮参りや初節句、お食い初めなど様々な行事が待ち構えていますよね。
そんな中、日本全国どの地域でも同じように行事を行うと考えていませんか?
実は、お食い初めというのはたくさんある赤ちゃんに関する行事の中で、最も多くの人がするかしないか迷うものでもあります。
ここでは、お食い初めをしない地域等についてお話しします。
お食い初めはやらない人もいる
統計的には、約9割の人がお食い初めをする予定、あるいはした経験がある、と回答しています。
しかし、そのやり方はそれぞれであり、複数回答可能のアンケート結果では、赤ちゃんと赤ちゃんのお父さんお母さんの各家族で行ったという家族が9割、おじいさんおばあさんと一緒に行ったという家族が約4割を占める結果になっています。
つまり、最近ではおじいさんやおばあさんを招いてまで一緒にやるというケースは少ないということがわかるのです。
言い方を変えると、やり方が必ずしも決まっているものではないということもできますよね。
一般的なお食い初めのやり方
お食い初めというのはあくまでも赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにということを願い、赤ちゃんに食べさせるふりをする行事のことを指します。
1世代前の人の中には赤ちゃんに実際に食べさせたという人もいるようですが、最近はアレルギーのことも重視されていますし、特に5ヶ月から6ヶ月までは離乳食を始めないという考え方が一般的になりつつありますから、今は赤ちゃんには食べさせる真似をするだけです。
食器は男の子ならば内側と外側が朱色、女の子ならば内側が朱色、外側が黒色です。
これは男尊女卑の日本の文化に基づくものであり、赤や紫、錦は最高色々とされていました。
それに対して黒や青、緑は低い身分の色とされていましたので、男の子が朱色なのです。
もちろん今はそのような差別はありません。
ですから地域によってはあえて色を逆にしていたり、全く違う色を用いるということもあります。
お食い初めをしない地域があるの?
実際には、お食い初めをしない地域があるというよりもお食い初めを知らない人が多くなっているということになるでしょう。
例えば、赤ちゃんの両親がお食い初めに関して知らない人が集まってしまえばお食い初めをしない地域となってしまいます。
しかし、あくまでもそれはその人の問題であり、お食い初めをしない地域があるわけではありません。
ただし、お食い初めには地域性があり、例えば歯固め石は関西地方ではタコが使われることがありますし、岩手県ではアワビが使われる傾向にあります。
碁石やパワーストーンが好まれる場合もありますし、地域によって全然違うと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
お食い初めをしない地域があるわけではありませんが、お食い初めは地域によってやり方が全然違うといえます。
もしも嫁ぎ先などでお食い初めをやる場合、事前にやり方を確認しておきましょう。