お食い初めの意味とは

お食い初めという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

そしてお食い初めの意味を知っているでしょうか。

実は、赤ちゃん関連の行事はお宮参りや初節句、お食い初めなど様々なものがありますが、お食い初めというのは多くのお母さんやお父さんが最も「どうやってやろう?」と悩むものであるとも言われています。

それだけ選択肢が多く、特にこうしなければいけないという型が決まっていないのですね。

それならば、そんなお食い初めにはどのような意味があるのでしょうか。

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お食い初めとは何か

まず、お食い初めというのは赤ちゃんが生まれて100日から120日位の間で行う行事です。

赤ちゃんが一生食べ物に困らないように、赤ちゃんが長生きできるように、ということを願いながら行うものであり、お祝い御膳を赤ちゃんに食べさせる真似をするというものです。

これは平安時代にまで遡り、平安時代には赤ちゃんにお餅や魚を口に含ませていました。

しかし、江戸時代になってから今のように、お祝いのための食事を用意し、赤ちゃんに食べさせる真似をするという形が定着したのです。

一昔前は赤ちゃんに実際に食べさせたという人もいますが、今はアレルギーなども指摘されていますし、また、医学の発達により離乳食は5ヶ月か6ヶ月で始めれば良いとされています。

以前は離乳食が早かったことから、少しぐらい食べさせても問題なかったと言われています。

お祝い御膳のメニュー

そんなお食い初めでは、赤飯、お吸い物、焼き魚、煮物、香の物が用意されます。

赤飯はいうまでもなくお祝いの席には欠かせないものですよね。

ただし、季節の炊き込みご飯などでも良いと言われており、例えば秋ならば栗ご飯を用意する人もいます。

お吸い物には、赤ちゃんが哺乳瓶などをしっかりと吸えるようにという意味があります。

焼き魚は尾頭付きの鯛が使われることがほとんどですが、地域や季節によっては鯛が手に入らないということもありますので注意が必要です。

自宅でお食い初めを行う場合、旬の魚を使ったり、たい焼きで代用する人もいます。

煮物はエビやレンコン、にんじんが使われることが多く、香の物にも旬の野菜を使います。

これらは赤ちゃんが生きるのに必要な穀物、水分、海のもの、山のもの、塩を意味しています。

歯固めの儀式

お食い初めの後には、歯固めの儀式を行います。

歯固めで使われる石はお宮参りを行った神社でもらうことが多いですが、境内から拝借してきたり、地元の氏神様がいる神社から拝借してきても構いません。

近くの河原から拾ってきても良いですし、衛生的に不安があるのであればインターネットなどで購入しても構いません。

関西地方ではタコが使われる傾向にありますし、岩手県ではアワビが用いられることもあります。

栗やくるみが好まれる場合もありますし、碁石やパワーストーンが選ばれることもあります。

地域性がありますから、嫁ぎ先などで行う場合は事前に確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

お食い初めには使われる食材にもそれぞれ意味があります。

しかし、最近では核家族化が進んだということもあり、自宅で自分たちだけでお食い初めを行うという人も増え、食材もそれぞれ工夫するという人たちも増えています。

赤ちゃんやお母さんに負担のない形で、しっかりとお祝いしてあげたいですね。

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