お食い初めと聞くと、その名の通り赤ちゃんが離乳食などを始める際に行う行事、と感じる人もいるかもしれません。
赤ちゃんが食べ始める、といったイメージから本当に口につけると考える人もいるかもしれませんね。
実際にはどのようにやるものだのでしょうか。
ここではお食い初めのやり方についてお話しします。
お食い初めは口につけるものでは無い
まず結論からいうと、お食い初めというのは赤ちゃんの口につけるものではありません。
あくまでも食べさせる真似をするというだけであり、赤ちゃんが本当に食べるわけでは無いのです。
ただし、世代によっては実際に赤ちゃんの口に付けていたという人もいます。
というのは、最近の医学では赤ちゃんは5ヶ月か6ヶ月まで離乳食を始めるべきではないと考えられており、さらに離乳食にもしっかりとしたやり方があります。
しかし、世代によっては3ヶ月ごろから離乳食を始めたということもあり、赤ちゃんが生まれて100日前後で行うお食い初めのときには少しならば赤ちゃんに食べさせても大丈夫という考え方さえ存在したのです。
そのため、もしも実家や嫁ぎ先の両親と考え方が合わない場合、しっかりと説得しておく必要があります。
歯固めの儀式
お食い初めには歯固めの儀式というものがあります。
お箸で歯固めの石などに軽く触れ、赤ちゃんに丈夫な歯が生えますようにと願いながら、赤ちゃんの歯茎に軽く触れる儀式です。
この歯固めの石も、赤ちゃんの口につけるものではありません。
これも石を赤ちゃんに実際に噛ませたり、歯茎に当てたり、というやり方を主張する人もいますが、この石和神社の境内から拝借してきたり、近くの河原で行ってくる場合もありますから、赤ちゃんの口につけたら衛生的にも良くありません。
また、万が一飲み込んでしまったら大変です
安全を考慮して
いずれの場合にせよ、赤ちゃんの安全が1番大切です。
確かに名前の通り、赤ちゃんが食べ始める行事として行いたいと考える人もいるかもしれませんが、生まれて100日ごろではまだ赤ちゃんの消化器官がしっかりとしていないこともあり、アレルギー反応などによって何かあっても大変です。
ですから、赤ちゃんの口に本当につける事はなく、あくまでも真似だけで行いたいものですね。
まとめ
いかがでしょうか。
赤ちゃんに食べさせる真似をするだけなんてつまらない、と思う人もいるかもしれません。
しかし、赤ちゃんの安全を考慮して家族で赤ちゃんの成長をお祝いしてあげたいものです。
もしも親戚の中などで考え方が異なる場合、事前にしっかりと話し合っておきましょう。