赤ちゃんが生まれて100日ほど経つと、お食い初めという行事を行います。
赤ちゃんが一生食べるものに困らないように、ということを願って行うものですよね。
赤ちゃんが本当に食べるわけではありませんが、ここで使われる食事にはすべてに意味があり、食べさせる真似をする順番も決まっています。
ここでは、お食い初めの料理の意味と食べさせる順番、そしてそんなお食い初めを簡単に準備する方法についてお話しします。
お食い初めの料理の意味
お食い初めのお祝い御膳では、主にご飯、汁物、焼き魚、煮物、漬物が準備されます。
ご飯は赤飯が使われることが多いですが、季節の炊き込みご飯などでも構いません。
赤飯は日本のお祝い事では欠かせないものですよね。
汁物は赤ちゃんが哺乳瓶などをしっかり吸えるようにという意味でお吸い物が用意されることが多く、さらに2枚貝のように最良のパートナーに出会えるようにという願いを込めてハマグリを使うことが多いです。
焼き魚はいうまでもなく、めでたいと語呂合わせの良い鯛が使われ、煮物では縁起が良い昆布やレンコンなどが用いられ、幸先の良さを意味しています。
漬物では季節の野菜が使われます。
食べさせる順番について
赤ちゃんに食べさせる真似をする時、赤飯、汁物、赤飯、焼き魚、赤飯、汁物という順番でおこないます。
これを3回繰り返します。
赤ちゃんに食べさせる真似をするときは最年長者が赤ちゃんを抱っこして食べさせる真似をするというやり方が一般的であり、男の子ならば男性、女の子ならば女性がやることが多いです。
この最年長者のことを養い親と呼びます。
しかし、最近では核家族化が進んだこともあり、例えばお父さんが抱っこしてお母さんが食べさせる真似をしたり、お母さんが抱っこしてお父さんが食べさせる真似をしたりということもあります。
お食い初めを簡単に準備する方法
そんなお食い初めは、レストランやホテル、旅館でコースとしてお願いすることもできますが、例えば赤ちゃんとお父さんとお母さんだけでやる場合、いっそ自宅でやる方が簡単かもしれないと思う人もいるでしょう。
また100日はまだまだ赤ちゃんも体調を崩しやすいこともありますし、お母さんも回復しきってない可能性があります。
その場合は自宅で行っても良いですね。
料理は1から準備しても良いですが、その場合は鯛を事前に予約しておくようにしましょう。
予約なしでお店に行っても、尾頭付きの鯛はなかなか簡単に手に入るものではありません。
また、簡単に準備するためにはインターネットで購入しても良いでしょう。
10,000円ほどで御膳を購入することが可能ですし、食器だけレンタルするという方法もあります。
まとめ
いかがでしょうか。
料理には確かに意味がありますが、例えば家庭で鯛の準備をするのは難しいと思うのであれば切り身を使ったり、他の魚を使ったりする人もいます。
また、ユニークな人ではたい焼きを使う人もいます。
気持ちが大切ですから、負担にならないようにお祝いしたいですね。