北海道におけるお食い初めの特徴とは

お食い初めという行事を聞いたことがあるでしょうか。

赤ちゃんが生まれて100日経つ頃に行う、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにという事を願う行事ですね。

そんなお食い初めは、実は地域によってやり方が違います。

それならば、北海道ではどのように行われているのでしょうか。

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お食い初めの献立

一般的なお食い初めでは、赤飯が用いられます。

赤い色が縁起が良いとされ、これは日本のお祝いには欠かせない食材ですよね。

もちろん、季節の炊き込みご飯などが使われることもありますから、例えば秋ならば栗ご飯が用意される場合もあります。

しかし、実は北海道ではお赤飯では小豆を使うのではなく、甘納豆を使ってご飯を炊く習慣があります。

食紅をつけてピンク色にするのです。

お赤飯と言われると大体が小豆で出来上がりますから、面白い習慣ですよね。

ちなみに、北海道は寒いため、真冬の場合はお食い初めとお宮参りを一緒にやるということが一般的です。

その場合はお宮参りをお食い初めに合わせて行います。

九州地方のお食い初めについて

せっかくですから、他の地域のお食い初めも覗いてみましょう。

実は、一般的なお食い初めでは漆の器が使われ、男の子ならば朱色、女の子ならば内側が朱色で外側が黒色、という器が使われます。

しかし、九州地方、特に博多では「ぽっぽ膳」というものが使われるのです。

これは博多曲物という薄い樹木を丸く曲げて形を作り、底をつけた容器のことを指し、漆の容器ではありません。

一般的なお食い初めでは漆の容器の写真などが掲載されていますが、博多を中心とした九州地方ではそうでは無いのです。

ちなみにこの容器は子供の健やかな成長を願うものであり、これ以外のイベントでも使われます。

歯固め石について

お食い初めで赤ちゃんに食べさせる真似をした後は、歯固め石を使って歯固めの儀式を行います。

実は、この歯固め石も地域によって違います。

例えば、関西地方から四国地方にかけてはタコが使われる傾向にあるのです。

タコのように硬いものでも噛むことができるように、吸盤のようにきれいな歯並びになるように、という願いが込められており、多幸と語呂合わせが良いとも言われています。

岩手県では、かつて武将が戦に行く前に食べたと言われるアワビが使われますし、栗やくるみが用いられる場合もあります。

まとめ

いかがでしょうか。

地域によってお食い初めのメニューや器、歯固め石などが違ってくるとは面白いですよね。

もしも北海道に嫁いだ場合、全く違ったメニューのお食い初めを見ることができるかもしれません。

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