赤ちゃんが生まれて100日ほどすると、お食い初めという儀式を行います。
赤ちゃんが一生食べるものに困らないようにということを願って行うものですが、これには誰が参加するのでしょうか。
祖父母は参加するものなのでしょうか。
ここではお食い初めに誰が参加するのかという事についてお話しします。
お食い初めの起源
お食い初めの歴史は平安時代にまで遡ります。
もともとは貴族の行事であったため、赤ちゃんと赤ちゃんの両親だけではなく、親戚や周囲の人などを招き、盛大に行うというものでした。
しかし、今は核家族化が進んだこともあり、お食い初めは赤ちゃんのお父さんとお母さんが最も「誰とやろう!?」と悩む赤ちゃんに関連する行事だと言われています。
それだけ型が決まっていないのです。
赤ちゃんが着る着物やお食い初めで使われる食器は母方の祖父母から送られるものといわれるため、父方の祖父母も同等の金額のお祝いを送るべきだとも言われています。
それならば祖父母は参加するべきだという考えもありますし、別に両親の自由で構わないのではないかという考えもあります。
最近の動向
お食い初めに関するアンケート結果によると、全体の9割の人がお食い初めをする予定である、あるいはお食い初めをした経験がある、と回答しています。
確かにお食い初めのやり方は地域によって違いますが、お食い初めをしない地域というものはありません。
しかし、その一方でお食い初めが何なのかわからないという若い人が増えているとは言われています。
また、複数回答が可能な「誰とお食い初めをしたか」という質問には、全体の8割の人が両親と、と答えており、祖父母と一緒にやったという人は全体の4割程度しかいません。
そのため、最近では祖父母はお食い初めに参加しないというケースが増えつつあるのです。
あくまでも両親の考え方次第
もしも実家から離れて生活をしている場合、例えばお宮参り、初節句、お食い初めなど、そのたびごとに親戚が集まるというのはなかなか大変です。
場合によっては嫁ぎ先にいかなければいけないという人もいるかもしれませんが、赤ちゃんの長旅は負担ですし、まだ100日程度ではお母さんも回復しきっていない可能性がありますよね。
ですから、あくまでも両親が誰とやるか決めれば良いのです。
祖父母にしても、祖父母は参加するべきであると思うのであれば、自分たちが赤ちゃんが住んでいるところに行く、という姿勢も大切です。
まとめ
いかがでしょうか。
お食い初めに祖父母は参加しても参加しなくても構いません。
もちろん参加する姿勢を見せた方が赤ちゃんの成長を喜んでいることが伝わり、お母さんとお父さんには喜んでもらえるかもしれませんが、それがお母さんとお父さんにとって負担になってしまう場合は、しっかりと話し合った上で参加しないという方法もありでしょう。