赤ちゃんが生まれて100日ほど経つと、お食い初めという儀式を行います。
決して100日ぴったりに行う必要はありません。
例えば、平日はお父さんが仕事に行かなければいけなかったり、週末の方が遠方の親戚が集まりやすかったりなど、様々な事情がありますよね。
ですから、大体100日から120日の間にやればいいと考えておけば大丈夫です。しかし、やはり御祝い事ですから、六曜にこだわる人もいるのではないでしょうか。
もしも先負にお食い初めをすることになったら、何に気をつければ良いのでしょうか。
六曜とはいったい何か
「結婚式ならば大安が良い」「仏滅は火葬場がやっていない」など、様々な言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
そのような表現は六曜の一環です。実は、六曜というのは中国です生まれたと言われていますが、いつの時代から確立したのかという事は未だにわかっていません。
三国志において諸葛亮が六曜を用いて軍略を立てたという俗説がありますが、三国時代にすでに六曜があったかどうかも不明だとされています。
日本には14世紀の鎌倉時代から室町時代にかけて中国から渡ってきたと言われています。
しかし、明治6年に太陽暦が採用された際、吉凶がある暦は良くないと考えられ、政府が六曜を一切禁止したこともあります。
先負とは
その六曜の1つである先負というのは、急ぎ事、争い事等を避け、静かに待つ方が良いとされる日です。
午前中は凶、午後は吉とされます。そのため、もしもお食い初めをする日が先負であり、それがどうしても気になるのであれば、お食い初めは午後の時間帯に執り行いましょう。
また、どうしても家族が午前中しか集まれないのであれば、いっそのこと午前中に行うなり、先負では無い日を選ぶなり、他の選択肢を考えた方が良いかもしれません。
参加者にとって都合が良い日が吉
その一方で、お食い初めはお祝い事ですからできるだけ多くの人に参加してほしいと思うお父さんにお母さんもいる事でしょう。
最近は核家族化が進んだことにより、お食い初めも赤ちゃんと赤ちゃんの両親で行うというケースが増えつつあります。
しかし、やはり祖父母まで読んでやるという家族も少なくはありませんから、週末などに家族総出でお祝いしたいという人もいるでしょう。
そんな時、例えば週末、天気が良く、なおかつ六曜も良い日、などと考えてしまうとなかなか日にちが決まりません。
ですから、六曜はあまり気にせず、家族や親戚が集まれる日こそが吉、と考えても良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしょうか。
もしも六曜が気になるのであれば、先負にお食い初めをすることになった場合、午後に執り行うようにしましょう。
しかし、何よりも赤ちゃんの負担にならないように計画することが大切です。