お食い初めというのは、赤ちゃんが生まれて100日ほど経った時に行う行事です。
赤ちゃんが一生食べ物に困らないように、ということを願いながら、お祝い御膳を赤ちゃんに食べさせる真似をするというものですね。
実際に赤ちゃんに食べさせるわけではありません。
ここでは、そんなお食い初めのやり方とその後、お祝い御膳はどうするのかという事についてお話しします。
お食い初めのやり方
お食い初めというのは、赤ちゃんに食べさせる真似をして赤ちゃんが食べ物に困らないように、長生きできるように、と祈る行事です。
そのお祝い御膳には赤飯、お吸い物、尾頭付きの鯛、煮物、香の物が用意されます。
それぞれ縁起ものである食べ物が使われており、全ての食材において意味があります。
赤ちゃんには、赤飯、お吸い物、赤飯、尾頭付きの鯛、赤飯、お吸い物という順番で食べさせる真似をし、これを3回繰り返します。
一昔前は赤ちゃんに少し食べさせたという人もいるようですが、今は医学の発達により5ヶ月か6ヶ月までは離乳食を始めない方が良いとも言われていますし、アレルギーなどの問題もありますから、赤ちゃんに食べさせる必要はありません。
その後、お祝い御膳はどうするのか
ここまで聞くと、お祝い御膳というのはあくまでも赤ちゃんに食べさせる真似をするだけのものであり、実際に食べるわけではないのに、その後どうするのだろうと思う人もいるかもしれません。
お食い初めの儀式が終わったら、お祝い御膳は家族がいただきましょう。
確かに本来ならば赤ちゃんのために作ったものなのですが、先ほども述べた通り赤ちゃんはまだまだ食べることができません。
ですから、その後のお祝い御膳は家族が美味しくいただきましょう。
もしも自宅でお食い初めを行う、自宅でお食い初めの食事を作る、という場合は家族が食べやすいようにアレンジしても良いかも知れませんね。
最近では自宅でお食い初めをする人も増えていますから、もしも食べにくいと思えるメニューがあるのであれば、食べやすいように変化をつけてみても良いかもしれません。
歯固めの儀式
お食い初めは、赤ちゃんに食べさせる真似をするだけではありません。
赤ちゃんに食べさせる真似をした後、歯固めの儀式というものを行います。
歯固めの石に箸の先を当て、今度はそれを赤ちゃんの歯茎に軽く当てながら、丈夫な歯が生えますように、と願うのです。
昔は丈夫な歯が生えるという事は長生きできるということだと信じられていました。
そのため、このような儀式が行われるのです。
地域によってはタコが使われることもありますし、アワビが使われることもあります。
栗やくるみが用いられる場合もありますし、碁石やパワーストーンが好まれる場合もあります。
まとめ
いかがでしょうか。
せっかく作った料理は決して無駄になるわけではありません。
確かに赤ちゃんが食べるものではありませんが、その後は家族が美味しくいただきましょう。