赤ちゃんが生まれて100日ほど経つと、お食い初めという儀式を行います。
赤ちゃんに丈夫な歯が生えるように、赤ちゃんが一生食べるものに困らないように、ということを願いながら行います。
赤ちゃんに本当に食べさせるわけでは無いですが、お祝い御膳を用意しますよね。
ここでは尾頭付きの鯛を用いますが、鯛は本当に必要なのでしょうか。
ここでは、鯛の必要性についてお話しします。
鯛の意味
もちろん、日本の祝いの席に置いて尾頭付きの鯛が用いられるということにはそれなりの意味があります。
鯛はめでたいということでごろ合わせが良いとされており、さらに色合いも綺麗ですよね。
外側が赤、内側が白の為、紅白の色合いでもあり、それもお祝い事で使われる理由の1つです。
また、日本の文化では左側の方が右側よりも立場が上ということで、尾頭付きの鯛は頭を左に向けて並べます。
めでたいことだらけであり、だからこそ、鯛はお祝い事には必要であるといわれるのです。
赤ちゃんはまだまだ食べることができませんが、せっかくの祝いの席ですから、用意してあげたいですよね。
鯛じゃなければダメなのか
それならば、本当に鯛でなければいけないのでしょうか。
というのは、尾頭付きの鯛はいくら必要であったとしても、いつでも簡単にスーパーなどで購入できるものではありません。
事前に予約をしておけば購入できることもありますが、季節によっては入手がなかなか難しいこともありますし、地域によっては買うことができないという場合もあります。
赤ちゃんが生まれて100日ぐらいのお母さんはまだまだ忙しいですから、そこまで準備をするということが難しいということも考えられますよね。
最近ではインターネットで購入することも可能ですが、人によっては季節の魚を使ったり、鯛の切り身を使ったり、たい焼きを使うという強者もいます。
気持ちが大切
レストランや旅館、ホテルなどでお食い初めをお祝いするならば良いですが、もしも自宅で自分たちで料理し、お食い初めをお祝いするのであれば、その準備はなかなか大変です。
最近は核家族化が進んだことにより、赤ちゃんと赤ちゃんのお父さん、お母さんでお祝いするという人たちが増えました。
それだけならばまだお母さんの負担も少ないですが、例えばここに親戚を呼んで、となれば準備は一苦労です。
確かにお祝い事には尾頭付きの鯛は必要だと言われますが、そのような場合はお母さんの負担も考え、あまり堅苦しく考える必要はないでしょう。
確かに尾頭付きの鯛は素晴らしいですが、必要に応じて臨機応変になることも大切です。
まとめ
いかがでしょうか。
尾頭付きの鯛は確かにお祝いの席には必要ですが、だからといってなければならないというものではありません。
大切なのは気持ちですから、お母さんの負担や赤ちゃんの負担にならないよう、準備してお祝いできると良いですね。