待望の赤ちゃんが生まれたら、その赤ちゃんの成長は家族で喜びたいものですよね。
お宮参りや初節句、お食い初めなど、赤ちゃんには様々な行事が待ち受けてます。
そんな中、お食い初めというのは赤ちゃんが一生食べ物に困らないように、と願いを込めて行う行事ですが、赤ちゃんが実際に食べるわけではない、ということも大切なポイントです。
それならば、お食い初めは儀式が終わった後、残った料理をどうすれば良いのでしょうか。
お食い初めのやり方
まず、お食い初めとのは赤ちゃんが食に困らないように、そして丈夫な歯が生えるように、と願いながら行う儀式です。
赤ちゃんに食べさせる真似をするものですが、年長者が養い親となり、赤ちゃんを抱っこし、食べさせる真似をすることによって赤ちゃんが長生きできると言われています。
男の子であれば祖父、女の子であれば祖母、とやり方が一般的ですが、最近は核家族化が進んだことにより、特にこだわらなくても良いと言われています。
また、例えばお父さんが抱っこしてお母さんが食べさせる真似をしても良いですし、お母さんが抱っこしてお父さんが食べさせる真似をしても良いですね。
お食い初めの順番
赤ちゃんに食べさせる真似をするときは、ただ適当に食べさせるふりをすれば良いとわけではありません。
ご飯、汁のもの、ご飯、魚、ご飯、汁のもの、とパターンを3回繰り返します。そのあとで、歯固めの石に祝い箸をちょんちょんとつけ、その箸の先端を赤ちゃんの歯茎に当て、「丈夫な歯が生えますように」と願いましょう。
これでお食い初めの儀式は終わりです。
ただ、食べさせる順番等に関しては地域性がある場合もありますから、嫁ぎ先のマナーに従うと良いでしょう。
儀式を行っている間、他の家族のメンバーは赤ちゃんの写真を撮ったり、ビデオを撮ったりして、赤ちゃんの成長を喜べると良いですね。
なお、実際に赤ちゃんに食べさせるわけではありませんので、注意しましょう。
世代によっては赤ちゃんの口に実際に含ませたなどという人もいますが、最近の医学では赤ちゃんには5ヶ月か6ヶ月になるまで、離乳食を始めるべきではないという説が主流です。
また、離乳食には順番がありますから、お食い初めの食事を赤ちゃんに食べさせるべきではありません。
残った食事はどうするのか
赤ちゃんが実際に食べるわけではないという事は、その食事は残ってしまうとことです。
しかし、それらを残った食事と捉えるのでなく、それらは家族で、楽しくいただきましょう。
家族団欒の時間として捉えても良いですね。
赤ちゃんの今までの成長の様子などを話し合い、家族で幸せな時間を過ごすということもお食い初めの目的の1つです。
また、例えば自宅でお食い初めを行う場合、その残った料理はママが一生懸命用意してくれたものかもしれません。
感謝の気持ちを込めて美味しくいただきましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
残った食事は「残った」のではなく、家族が美味しくいただくためのものと捉えてみてはいかがでしょうか。
確かにお食い初めは赤ちゃんに実際に食べさせるものではありませんが、赤ちゃんの成長喜ぶ儀式として、楽しく行えると良いですね。