男の子のお食い初めのやり方

赤ちゃんが生まれてから100日ぐらい経ったら、お食い初めという儀式を行います。

赤ちゃんが一生食べるものに困らないようにということを願って行う大切な儀式ですが、どのようにやれば良いのでしょうか。

また、男の子と女の子ではやり方が違うのでしょうか。

ここでは、男の子の場合のお食い初めのやり方についてお話しします。

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お食い初めの器の色

男の子と女の子で違いをつけなければいけないのはお食い初めの器の色です。

男の子の場合は内側と外側が朱塗、女の子の場合は内側が朱塗、外側が黒塗です。

今の感覚ではなんとなく逆なのではないかと思う人もいるかもしれませんが、これの起源は平安時代にまで遡ります。

古来より日本は男尊女卑の国でした。そして、紫、赤、錦は最高位の色とされ、青、緑、黒は低位の色とされたのです。

そのため男尊女卑の日本では赤は男の子、黒は女の子、と分けられました。

もちろん、だからといって今でも男尊女卑の文化が受け継がれているわけではありません。

だからこそ、地域によっては逆の場合もありますし、全く違う色を使う場合もあります。

赤ちゃんに食べさせる真似をする人

お食い初めというのは、赤ちゃんが直接食べるわけではありませんが、赤ちゃんに食べさせる真似をしなければいけません。

そして、基本的には男の子の場合は男性が、女の子の場合は女性がおこないます。

その場における最年長者を養い親とし、その人が赤ちゃんに食べさせる真似をするのです。

例えば、赤ちゃんのお父さんとお母さん、それぞれのおじいさんとおばあさんがいるとしましょう。

もしも母方のおじいさんが60歳、父方のおじいさんが65歳であるならば、父方のおじいさんが養い親になります。

最近の傾向

とは言っても、最近は核家族化が進んだり、遠方に住んでいるために祖父母を呼べないということなどもあり、誰が食べさせるかという事はあまり決まりがありません。

例えば、お父さんが赤ちゃんを抱っこしてお母さんが食べさせる真似をするということもありますし、お母さんが赤ちゃんを抱っこしてお父さんが食べさせる真似をするということもあります。

ですから、あまりしきたりにとらわれる必要はないでしょう。

しかし、先ほど器の色で述べたように、お食い初めの儀式は地域性が強いため、もしも嫁ぎ先などでお食い初めをする場合、自分の地元のやり方とは違う可能性があります。

ですから、事前に確認するようにしましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

男の子も女の子も基本的にお食い初めのやり方は変わりません。

ただし、やり方ではなくて何色使うか、誰が食べさせるか、ということが変わってきます。

臨機応変にしながらも、基本的な事は忘れずに、赤ちゃんの成長をお祝いしてあげましょう。

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